腰痛・下肢痛でのブロック注射
ブロック注射は医師(病院)でおこなわれる手法です。よく質問を受けるので簡単に解説させていただきます。
ブロック注射は、一般的保存療法と手術的治療との中間的な治療と位置付けとなります。
手術するほどではないが中々痛みが取れない場合や、お薬の服用を続けていてもいっこうに痛みが改善しなかった場合におこなわれる場合が多いです。
局所麻酔剤およびステロイド剤を目的の神経に直接またはすぐ近くに注入します。
ブロック注射治療をすることによって、血流の改善や・炎症を起こした神経の興奮を抑えて痛みをとる方法です。
頻度は、1週間に1回 計3~5回おこなわれる場合が多い。
ブロック注射の種類
神経ブロックは実際には30種類以上あり、患者さんそれぞれの体の状態や痛みの部位に応じて使い分けられます。
腰痛・下肢の痺れや痛みによく使われるものとしては、
①仙骨裂孔ブロック
腰椎椎間板ヘルニアおよび脊柱管狭窄症においてもっとも頻繁に行われているブロック療法です。仙骨にある仙骨裂孔から針を刺入して、麻酔剤およびステロイド剤を注入します。
②腰部硬膜外ブロック
硬膜外ブロックとは、背骨の下の方(腰あたり)の脊髄の外側に存在する硬膜外腔に薬液(局所麻酔薬およびステロイド剤)を注入して神経をブロックする方法です。
悪いほうを下にした側臥位で背中を丸くしておこないます。
※効果がなければ、腰部神経根ブロック注射が行われる場合があります。
③腰部神経根ブロック
仙骨裂孔ブロックや硬膜外ブロック等で改善のみられない強い神経痛に対して行います。
神経根とは脊髄神経の根元の部分で、そこに局所麻酔薬を注射することによって痛みの感覚を脳に伝達する神経の動きを遮断します。
造影剤を注入することで神経の走行を確認、原因神経の特定ができます。レントゲンの透視下で体の内部を透かしながら行うことで、正確に痛みの原因の場所に注射をすることが可能です。また痛みの元になっている神経に直接注射をするためブロック注射治療の中で最も効果が期待できます。
神経根ブロックによる治療の回数は、通常3回を限度とするということです。痛みの原因となっている神経根に何度も注射すると、神経根自体が注射により損傷を受けてしまうことがあるからです。
副作用
・回数が増えるほど皮膚の針刺入点や神経周囲での癒着を惹き起こす可能性があります。
・神経のすぐそばに注射するため、神経そのものを傷つけてしまう可能性もわずかですがあります。
- 実際に、腰痛や坐骨神経痛がひどい患者様で、数回のブロックで症状が改善し日常生活に支障がなくなるケースも見られます。
しかし3回程のブロックで良くならなければ効果を得られる可能性は低いように思います。
効果がなければ医師から手術を勧められるケースをよく患者様からお聞きします。
独自で経験してきた事例のため、記述している内容が医師の言うこととは違う部分もあるとは思いますが、その点も含めてご参考にして頂ければ幸いです。
病院に行き,「検査・お薬・注射」など
どうのような効果があって、またどういった副作用が
あるかなどご存じですか?
医師のゆわれるがままになっていませんか?
注射を続けなくても
手術しなくても良くなる方法はあります。
腰の痛み、足のしびれ が「一向に改善されず」とお悩みの方は、
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